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フェラーリをデザインした著者から、デザイン思考を学ぶ「ビジネスの武器としての『デザイン』」

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以前、デザインについて書かれた書籍「デザイン力の基本(ウジ トモコ著)」をご紹介しました。デザインの原理原則について書かれた一冊で、素人でも理解しやすい内容でした。

本日も、デザイン関連の書籍をご紹介したいのですが、アプローチがまったく違います。

デザインは、スタイリングを良くするためのスキル。と、理解されがちですが、そうではなく。モノやコト、仕組み、体験、将来のビジョン、お金の流れなど、ビジネス全体を形作ります。

そう、訴えかけるのは世界を股にかけて活躍する、工業デザイナー:奥山 清行さん。「フェラーリ・エンツォ」や「ヤンマーのトラクター・YT01」のデザインを手掛けたことでも有名な方です。

「センスがなくても『デザイン』で、仕事の課題は解決できる!」と、自身の著書「ビジネスの武器としての『デザイン』」でも言い切っています。

デザイン思考を身に付けることで、Web制作や運用に於いても、戦略の立案や課題解決の際に役立つのではないでしょうか。それでは、ご紹介いたします。

どんな人が読むとメリット、ある?

冒頭でも触れましたが、デザイナーに限らず全てのビジネスパーソンが読んで、得るものがある一冊と言えます。強いて言えば…

  • デザイン思考を身につけたい人
  • ビジネスの課題を解決したい人
  • 地方活性化など、ビジネス以外の課題を解決したい人

など。企業のトップからプロジェクトに携わる人まで、幅広い層に刺さる内容となっています。

著者:奥山 清行さんについて

工業デザイナー、KEN OKUYAMA DESIGN代表として活躍する、奥山 清行さん。以下、書籍より一部抜粋してご紹介します。

1959年、山形市生まれ。ゼネラルモーターズ社(米):チーフデザイナー、ポルシェ社(独):シニアデザイナー、ピニンファリーナ社(伊):デザインディレクターなど、歴任。代表作に「フェラーリ・エンツォ」「マセラティ・クアトロポルテ」がある。世界的企業の工業デザインやブランディングを数多く、手掛けた。日本国内に於いても、豪華列車「トランスイート四季島」の鉄道デザイン、トラクターをはじめとするヤンマー製品、セイコーの「プロスペックス」など手掛け、2019年、大阪メトロのグループ全体のサービスにかかわるデザインを統括する最高デザイン責任者(CDO)に就任した。

概要

Prologue、Chapter 0〜6、Epilogueで構成された、一冊。デザイン思考を身に付けるために必要なことを、これまでの実績とそこに至るまでの体験に基づいて語りかけています。

デザイナーはデザインをするだけではなく、ビジネスをリードする存在になっている事実。デザイン思考は、デザイナー以外のビジネスパーソンにも必須であること。

他にも、著者の代表作とも言えるプロダクトが生まれたストーリー。ヒットに至るために仕掛けたこと。デザイナー自らがプロモーションにも関わり、プレゼンテーションする意義、など。

体験がベースになっているので、説得力があり惹き込まれる内容となっております。

感想

本の内容そのものが、デザインされていると感じました。「Chapter 1」では、言葉のデザインについて触れられているのですが、まさにそれが形になっています。

奥山さんは、デザインをするために現場を知ることを大切にされています。現地に出向いたり実際に体験したり。資料から情報をしっかり得ていたとしても、さらに足で稼いで理解を深めます。

ヤンマーのトラクターをデザインした際には、アメリカの大規模農場やタイの奥地にある農地にも出向いたほど。日本国内では、埼玉県のとある農家さんを訪ね、その時のエピソードが印象的でした。

あと、B to Bのビジネスモデルであっても、to Bの先にある to Cをしっかりイメージできていないとビジネスはうまくいかない。といった話があり、なるほどなと。

各所に惹き込まれるエピソードがあり、一気通貫で読めた一冊。もともと、奥山さんに興味があって書店で手に取りましたが、先にも申し上げた通り、全てのビジネスパーソンにオススメです。

まとめ

デザインセンスとは何か。考えると、閃き型の芸術的な感性ではなく、ビジネスを成功させるために必要な、徹底的なロジカルシンキングだと読了後、思いました。

Webサイトの制作・運用もそうですが、なんとなくで施策しても効果は見込めません。しっかり顧客をイメージして、その人に喜んでもらうにはどうするかを考えることで、結果に繋がります。

もし、ビジネスに課題を抱えているようでしたら、手にとってみてはいかがでしょうか。今すぐに解決とまではいかないかもしれませんが、得るものは必ずありますよ。

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